野菜にも人にも優しい
新しい農業をめざして
尾原農園は「食」に関わる生産者として、環境に配慮した施設園芸を営み、美味しくて安心安全な食材を届けることで、食卓を笑顔にする農業をめざしています。そのために、常に植物の生理や機能を学び、成長の基本となる光合成の活性増進を最大限に引き出す栽培システムを取り入れてきました。環境保全型農業、CO2の施用、光や水の管理、根茎への養分補給などを次々と導入し、いまはIT技術を使って環境制御を統括する次世代型農業を進めています。もちろん、人の手も必要です。仕立てや病気の予防などは、スタッフが手作業で世話をしています。農作物にストレスを与えないハウス内の環境は、働くスタッフのストレスフリーにも繋がります。また、働く人が笑顔で世話をすると、農作物も健康的になります。こうして良質で安定した量が収穫できるからこそ、雇用につながる農業が営めると思っています。これからは農業が持つたくさんの役割を見直して、AIやIoTを活用した新しい農業にもチャレンジし、園芸産地安芸市の発展につなげていきたいと考えています。
尾原由章
[PROFILE]
昭和53年(1978年)、高知県安芸市のピーマン農家の長男として生まれる。広島国際学院大学情報工学部卒業後、平成12年(2000年)に株式会社土佐電気鉄道に入社。航空部に配属され、高知空港で勤務。結婚を機に農業をやりたい想いが強くなり、平成16年(2004年)に退職。実家に戻り、ピーマン農家として就農。現在は生業のピーマンの生産のみならず、高知県の農業の振興や後継者の育成等に向けて、さまざまな活動に参加している。
[役職]
●JA高知県安芸支部ピーマン部会副部長
●JA高知県安芸支部北支所運営委員長
●JA高知県安芸支部営農アドバイザー
●高知県青年農業士連絡協議会会長
●高知県指導農業士
●土佐あき新園芸システム勉強会代表
●次世代型こうち新園芸システム推進協議会会長
●高知県アグリマネジメントクラブ(農業法人会)所属
●高知県中小企業家同友会安芸支部会員
●公益社団法人高知法人会青年部会
●安芸市消防団土居分団班長
経営理念
尾原農園は地域の仲間と共に
みんなの笑顔を創ります。
・私たちは、高知県の農家と農業の未来を作っていく会社を目指します。
・私たちは、食を通して健康と美味しさで食卓に笑顔をお届けします。
・私たちは、自然の中で心豊かに農業ができる事を誇りに、共に成長し発展し続けます。
会社概要
沿革
昭和46年(1971年) | 先代・尾原進一が高知県安芸市でピーマンの栽培を始める |
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平成16年(2004年) | 尾原由章がピーマン農家として就農 |
平成20年(2008年) | ハウス施設の改修と規模拡大にあたり、尾原由章に経営移譲 |
平成24年(2012年) | 高知県のオランダ農業視察に参加、環境保全型農業の最新技術や経営等を学ぶ |
平成25年(2013年) | 有志の農家とともに「土佐あき新園芸システム勉強会」を設立 |
平成27年(2015年) | 株式会社尾原農園を設立 |
平成28年(2016年) | 次世代型水耕ハウスを建設、栽培面積を90aに規模拡大 |
平成29年(2017年) | 全国農業担い手サミットで全国優良経営体表彰を授与(生産技術革新部門) |
平成30年(2018年) | 外国人実習生の受け入れを開始 |